大神その12 ハヤブサの使命とクシナダ暴走
前回、やっとの思いで赤カブトを倒しクサナギ村を解放、さらにヤマタノオロチの結界を破る秘宝水晶ヘビイチゴを見つけたアマテラス。ここから物語は急激にアツくなっていきます。
しかし、赤カブト戦後に乱入してきたヤマタノオロチにアマテラスは全く歯が立ちませんでした。このままでは、水晶ヘビイチゴを横取りしていったウシワカを追いかけても何も出来そうにない。
そこで、一旦ヤマタノオロチ根城の近くにある始まりの村、神木村に立ち寄ることに。イッスンの提案では、百年前にヤマタノオロチがイザナキの手によって封印された時の作戦を使おう、と。ヤマタノオロチを酒で酔わせて打ち取るというのは、現実の神話でもある話ですね。
酒で酔わせて弱らせるために、酒作りをしているクシナダちゃんを訪問します。
前回、クシナダちゃんがヤバいことしてたのは酒作りのための神水運びだったのですよ。
さて。神木村に着くとちょうど満月が昇る良い夜です。毎年この満月の夜に、お神酒を捧げるお祭りがあるのです。良いタイミング。
が、何やら村の様子がおかしい。村人全員集まってスサノオの家に詰め掛けて怒っています。
なんだってェ?
ヤマタノオロチに呑ませるつもりだったお神酒を全部スサノオが飲み干してしまったらしい。
赤カブトとの戦いの時、ヤマタノオロチに何事か囁かれ怯えて神木村に逃げ帰った後ヤケ酒をくらい引きこもっているのだとか。えぇい迷惑な。
そしてついに酔った勢いでヤマタノオロチの封印を解いてしまったことを自白するスサノオ。
と同時に、辺りに響き渡るヤマタノオロチの嘶き。やはりヤマタノオロチは復活の手助けをしてしまったスサノオと、どこかでリンクしているのでしょうか
神木村の上空に、突如不吉な八つの文字が浮かび上がりました。これこそヤマタノオロチの本当の力。赤カブトに宿っていたのは『火』の一文字だけだったのです。今、神木村で八つの文字が現れたのは、本当の意味での復活に向けて動き始めたということなのでしょう。
八つの文字は上空でくるくると回っていたかと思うと、1本の矢に姿を変えました。
神木村の伝承によれば、年に一度満月の祭りの夜に、ヤマタノオロチは生け贄の合図となる白羽の矢を家に突き立てるのだとか。これがその矢なのは間違いない。
そして、この矢に誰よりも早く反応したのがこの神木村の犬、ハヤブサ。そう、今こそ予言の時。彼はムシカイが妖怪の放つ矢に貫かれて死ぬ、という予言から主を守ることを使命とする、忠義の士なのでした。
大神その9 八犬士探し珍道中〜後編〜 - オトナのオトモ日記
ハヤブサの事情詳しくは過去ログからどうぞ
正面から飛来する赤い光を放つ矢。すぐ近くにいたアマテラスでも、
ミカン爺に飛び付いて離れるのがやっと。
あわてふためくムシカイ。ハヤブサぁ!
お前何のために忠狗としての役割放棄してまで神木村に居座ったんだよぅ!走れッ
間一髪!というかこのシーン本当一瞬なので4回くらいロードして撮り直したぞッ
ナイスハヤブサ
しかし喜んでばかりはいられません。白羽の矢は生け贄を指定するものであって、村人を襲ったのはあくまでもついで。矢はしっかりと本来の目標に刺さってしまいました。
こーゆーエフェクトがほんとに丁寧に作ってあって良いですよねぇ。
おっと感心してる場合じゃない。この家は酒作りの娘、クシナダの家。化物の生け贄は若い娘と相場は決まっているので、クシナダ以外ありえないのは分かりきった事ではありますが。
絶望する村人とは裏腹に、当人のクシナダは逆に息巻いておりました。
「わたしのお酒でヤマタノオロチを打ち取って見せるわ!」
ヤマタノオロチのことを勘づいていたのか、お神酒とは別に全霊を込めたお酒を作っていたらしいクシナダ。しかし、伝説の大妖怪を相手取る決意をしたのは自分が作ったお酒への自信だけでは無い様子。
家に籠って出てこないスサノオに語りかけます。
スサノオに関しては、湯たぽん事あるごとにしょーもないけれど最重要人物だ、と言っていましたが。こーゆー事です。
先に言っておきますが、結局スサノオは最後までしょーもないオッサンです。
でも、愛の力を借りる時。
しょーもないオッサンはちょびっとだけ英雄になれるのです。
・・・・さて。しょーもない湯たぽんがちょびっとだけカッコよく締めくくったところで。
雷撃酒抱えて村の外へ猛ダッシュしていったクシナダを追いかけるとしましょうか(´﹃`Ⅲ)相変わらず困った娘だこと。
次回、ヤマタノオロチの根城へ突入です。
ここから先のダンジョンは結構長いのが多いのですが、戦うばかりでなくダンジョン内の妖怪とちょっとしたやり取りがあったり、ミニゲームがあったりもするので、単調な雑魚戦ばかりじゃないのが楽しいんですよね